ぶんぐと、ぱーふる。

ゆるっと、ふわっと、すきなことを紡いでいきます。文房具、万年筆、ノート、手帳などについて。

セリア「368ページ B6フリーノート」をブログ記録用に使っています。

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ご無沙汰してしまいました。
そろそろ晴れを期待できそうな一週間が訪れそうですね。

先日のお天気が良い日に、たまたま立ち寄ったセリアで
お買い物をしましたので、ご報告を兼ねての
商品見分です。

ツイッターでの盛り上がりを目にしつつも
万年筆は裏抜けしないのかしら?
B6って初挑戦サイズだから不安…
などと躊躇していたのですが、買ってよかったと
大きな声で言える商品でした。

このノートの構造、わたしの使い方、主観、と順を追ってお話していきます。

ノートの構造。

1.表紙について。

 素材:クラフト紙(裏表紙同じ)。
 厚さ:厚めでしっかりしています。
 ・ステイズオンなどのスタンプ用油性インクでも
  裏抜けはありません。嬉しいです。
 ・タイトル記入枠があります。
  さりげない雰囲気のグレー系で、好きなデザインです。

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↑一緒に写っているのはLAMY Al-starです。

LAMYのニブは書きやすいのでオススメです。

↑クラシック缶のスタンプは紙に最適です。キレイに押せますよ。

2.内部構成について。

 サイズ:B6。 約182×128mm。
 枚数:16枚の束が11。8枚の束が1つ。
     176枚+8枚=184枚(368ページ)。
 製本:16枚束と8枚束を糊で固めて、表紙でくるんであります。
     糊で固めてある部分を上から見ると、QUO VADIS
     エグゼクティブやエグゼクティブノートなどとよく似た造りに見えます。
 中紙:上質紙。
     少しザラついた手触りで、薄い紙です。
     種類にもよりますが、OA用紙よりも薄い気はします。
 用紙構造:上から
       ①日付欄。
       ②5ミリ横罫ノート。
       ③チェックボックス付き5ミリ横罫部分。の構成です。
  ①日付欄。
   縦に YEAR: Month: Day: と、下線付きで3段に分かれています。
  ②5ミリ横罫ノート。
   25行あり、ラインはグレー系のドットです。
   25行横罫部分の上下に、5ミリ間隔のグリッドラインがあります。
   縦に線を引く場合に、ガイドとして便利ですね。
  ③チェックボックス付き5ミリ横罫部分。
   下から約3.1㎝内のスペースに、2mmの四角形チェックボックス
    左側に5つ、右側に5つ、計10個あります。
   チェックボックスは5ミリ横罫(ドットライン)上にあるので、
    リスト作成時、揃えて美しく書くことが出来ます。
   チェックボックス右に伸びた横罫は、約5.5㎝です。
   また、25行の5ミリ横罫部分と、チェックボックス部分は、
    少し太めの直線で区切られています。
   中紙の日付やライン、チェックボックスは全て同一色です。
    グレー系で視認性良く、書いていて邪魔になりにくいです。

3.開き具合について。
 1ページ目が、表紙と固く接着されているので、無理にはがそうとすると
  中紙が破れてしまう恐れがあります。(裏表紙同様。)
 カッターなどでゆっくり慎重に切り離すように、接着面をはがしていくと
  なんとか剥離できます。
  ですが、中紙が破れていなくても、接着面が表紙や中紙に残ってしまう
  ので、見た目には全くよろしくありません。

  マスキングテープを貼って、傷を隠しました。
 ノド寄りは開きにくく、かなりの力を入れないと、180度近くは開きません。
  無理やり開いてしまうと、背表紙にいくつも筋がはいってしまうので
  気になる方は、おやめになった方がよろしいかと思います。

わたしの使い方。

1.用途について。
 現在のんびり更新中のブログの記録用ノートとして使用しています。
 記録用なので、ブログ内容の要点をちょこちょこっと書きとめる感じです。
 月ごとに、マンスリーのブロックカレンダーを見開き1ページに
  手書きで作成し、目次・内容詳細記入ページ、という3部構成にしています。
 全体に、余白を多めに取っています。
  余白が多くて寂しいと思うぐらいのスペースは、後から書き込む
  場合に必ず必要になるので、あらかじめ気にしつつ
  ページを埋めています。

2.マンスリーについて。
 ブロックカレンダーを自作して手書きしています。
  プリントアウトして貼り付けようと思ったのですが、
  ブクブクと太ることが目に見えていたので、やめました。
  手間はかかりますが、あえてダイエットの道を選びました…
 手書きなので、適当に自分が見て理解できればいい状態を
  ササっと作成しました。←こういうおおざっぱなのです、わたし…
 その日のブロック内に記入することは、
  ・何のジャンルのものなのかをマークで。
  ・省略したタイトル。
 更新したブログに関する全ての記録をこのノート1冊に残したいので
  デザインカスタマイズなどのPC関連作業もメモ程度に記しています。
 ここでは、ブログ概要の把握と、その一覧性を重視しています。

3.メインページについて。
 ここで書きこむのは、ブログ内容の要点です。
  詳細を書きこむこともたまにあります。
 日付欄は、そのまま使います。
  ただし、このページでしか日付欄は使いません。後は気にせず、
  模様だと思って上からダンディに書いています。
 タイトルは、目立つように大きく書いています。
 使用するページは、1タイトルにつき未制限です。
  簡潔に要点を記入します。
  ページ数を制限していないのは、自由に書きたいからと
   制限があると性格上続かないので、ある程度の
   ゆるいルールのみで使っています。
 ページ番号を、各ページの下隅に手書きで記入しています。
  まとめてではなく、使うたびに書きいれています。

4.目次について。
 ごく普通の目次ページも作成しました。
  左から、ページ番号、ジャンル(カテゴリー)、タイトル、日付、
   の順でラベルを割り付けて作りました。
 ここでは、検索性のスピードアップを目的にしており、
  見やすさと調べやすさを重視しています。

主観。

わたしは普段から万年筆を使用している万年筆ユーザーなので、
 万年筆との相性をメインにお話します。

1.万年筆との相性について。
 値段、メーカー問わず、使いやすいです。
 もちろん、万年筆自体の状態の悪いものを除いて、のことです。
 100円均一の万年筆も使っていますし、PILOTのkakunoも
  廉価万年筆ですが、書きやすいです。

2.万年筆インクとの相性について。
 種類:ほとんどのメーカーと色において、良いです。
     ただし、WATERMANのブルーブラックは、緑変が他の紙より
     激しいなと感じました。
 裏抜け:耐えうる、と思います。
      太字も抜けませんでした。でも、PILOTやHERBINあたりは
      抜けの程度の好みが分かれると思います。
      盛大には抜けませんが、インク溜まりで怪しいときはあります。
 にじみ:ほとんど見られないと言っていいでしょう。

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↑Sailorのブルー(ボトル)インクです。濃い青で気に入っています。

 裏写り:全く無い、とは言い切れません。
      読もうと思えば、前ページの内容も読めなくはない程度の
      透け感はあります。
      これに関しては、最も意見が分かれるところかと思っています。

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 ちなみに、わたしは裏写りに関しては全く気にしていません。

 かなり薄い部類の紙であるわりには、抜けとにじみがないだけで
  満足していますので。
 大好きなMOLESKINEは、とにかく抜けるのです。
 太字でなんて、とんでもない!
 ですので、通常の筆記で太字を使っても気にならない裏写りの
  程度なのは、税込108円だとは思えないクオリティの高さです。
 
 そして、使用するインクは統一していません。
  気分でペンもインクもコロコロ変わるので、毎回バラバラです。
  普段あまりノートでは出番の無い黒インクでページを埋めることも
  ある、唯一のノートなのですよ。
 ただ、注釈用インクだけは決めています。
  Pelikanターコイズです。
  細字で注釈を入れ、中字でアンダーラインを引いています。
 でも、こうした注釈用のインクは、各自見やすい色で良いと思っています。
 

3.その他のペンやマーカーとの相性について。
 ・ボールペン:筆圧が強いと裏写りは目立つ。
        ジェットストリーム0.7mm芯にて。
 ・ゲルインクボールペン:細字だと裏写りが目立つ。
        ユニボール シグノ0.38mm芯、0.5mm芯、
        ハイパージェル 0.5mm芯にて。
 ・サインペン:中~太字は裏写りと裏抜けに要注意。
        100円均一のものにて。
 ・油性ペン:抜ける。使用は避ける方が無難。
        マッキーケア、マッキー紙用にて。(紙用は少し抜ける)
 ・蛍光ペン:マーカー用として使用する際は、ライン引き終わりの
        インク溜まりで若干抜けることもある。
        ジャストフィットにて。

4.筆記具全般についての感想。
 インクを吸い込んだ後、ページをめくるとカラカラ、ペリペリと
  乾いた音が目立ちます。
  なんというか、相当使い込んだ辞書のページをめくるときのような。
 筆圧が強いと裏写りしやすいです。
  万年筆でも他のペンでも、多少は出ます。
  その点において、ボールペン:やゲルインクペンまた
  シャープペンシルなど、気になる方はご注意ください。
 ここでの意見は、キャンパスノートや高級ノートと位置付けられる
  ノートでは見られない現象だと思います。

5.書き心地について。
 細字だと、サリサリした感触が伝わります。
 少しザラついている抵抗感のある紙なので、中~太字(M~Bnib)
  の太めのペンでするすると書いていくのが心地良い紙です。
 MOLESKINEで使えなくて諦めていた中~太字の万年筆たちが
  このノートとの出会いによって再び脚光を浴びています。
 毎回気持ちの良い書き心地を味わっています。

まとめ。

1.B6サイズで368ページある。
2.クラフト紙の表紙にタイトル枠あり。
3.中紙は上質紙。ただし薄く少しザラついた手触り。
4.中紙の構造は日付欄、5ミリ横罫、全10個のチェックボックス
  3部構成。
5.ノド寄りは開きにくく、力が必要。
6.万年筆との相性が良い。
7.サインペンと油性ペンは裏抜けする。
8.中~太字での筆記がオススメ。

最後に。

MOLESKINEとキャンパスノートを主に使用しているのですが、
値段とページ数の多さにおいてそれらを上回るクオリティだと言えます。

長期記録用として使用し始めましたが、1日1ページの日記として
使っている人も多くいらっしゃるようですね。
ただ、わたしは日記というものが続かないので、うらやましいです…

表紙が無地で、裏表紙の商品シールも簡単に剥がれるので
マスキングテープなどでコラージュしやすいのも気に入っています。
コラージュはまだ挑戦していませんが(笑)

耐久性は未知数ですが、短~中期保存用としては
お値段以上の働きをするのでは、と期待しています。

以上、ノートの造りと合わせて、わたしなりの使用例も披露してみました。
何かのヒラメキのお手伝いが出来たなら、嬉しいです。

では、さいなら。