ぶんぐと、ぱーふる。

ゆるっと、ふわっと、すきなことを紡いでいきます。文房具、万年筆、ノート、手帳などについて。

PILOTキャップレス万年筆マットブラックについて。

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今回は、愛用の万年筆のなかから
パイロットのキャップレスをご紹介します。
唐突ですが(笑) そんな気分なのですハイ。

いつもと変わらず主観中心ですが、どうぞお付き合いください。

キャップレスとは。

通常の万年筆とは違って、キャップがない万年筆で、
ノック式になっています。

ノックすることでシャッターが開き、中からペン先が
ちょこっと顔を出すのです。

PILOTが満を持して売り出したキャップレスは、

 

このマットブラックの他にもいくつかの種類とカラーがあります。
・キャップレス:定番商品。
・キャップレス マットブラック:今回はコレ。
・キャップレス デシモ:軽量で軸も細い。

 

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使用した紙:無印良品 裏うつりしにくいルーズリーフ
         A5 6ミリ横罫 200枚入り

妙な線がプリントされているのは、別用途で使用していたものの
残りを再利用したせいです…
もったいないのでここで使っています。

スペック。

以下は個人で適当に計測したデータです。
ご参考までにご覧ください。

・重さ:約31g。
・長さ:筆記時約13.8㎝。
・軸径:最大約13.3mmφ。(クリップ除く。)
・ペン先:18金。
コンバーター両用式。
 使用可能コンバーター:CON-20、CON-50。
・定価:18.000円+税。
・文字幅:EF、F、M、B。

わたしのマットブラック。

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わたしが所有しているマットブラックは、Bニブ(太字)です。

今は、コンバーターCON-20を使って、PILOTのBLUEインクを
ボトルから吸入しています。
インクは、色々試してみたのですが、やはり純正インクが
一番相性がいいと思います。
太字なのでつゆだくで書きたい!と思ってもいましたし
結構耐水性のあるわりにはメンテナンスが楽な純正インクは
広い用途に使うことができます。
フローを絞りたい方は、渋めのインクがいいのかもしれません。

写真をご覧いただくとお分かり頂けると思うのですが
BLUEインクの濃淡がたまらなく美しいのです。

ただ、おもしろい構造なので
ボトルインク吸入の際は、ペン先をどっぷり浸けて吸入する方が
楽にインクを吸います。

でもこのペンはカートリッジの方が出番が多く
何よりインク残量が確認しやすいのですよ。
適応コンバーターの容量が少ないので、
大量に消費する又はインク吸入が不可能だとわかっているときには
カートリッジを何本か用意しておきます。

コンバーターは、CON-50の方がより多く吸入できますが
インク残量が確認しにくいことと、シルバーでかっこいい見た目重視の理由で
CON-20の方を使っています。


マットブラックの活躍シーン。

マットブラックは、主に日常のメモ用ペンとして活躍中です。
電話メモや付箋書く伝言メモ、ノートにつらつらと書きこむときに
とても便利なのです。

手持ちのキャップレスがこのマットブラック1本なので
シーン別にキャップレスを使い分けているわけではありません。
そうなればもっと色々便利なのでしょうけれど…

ノックするだけですぐに書くことができるので、
書くまでの動作速度は速いです。
キャップレスに慣れすぎると、スクリュー式キャップの万年筆に
戸惑う瞬間がふいに訪れるという、
ちょっとした恐ろしい出来事も待ち受けていますが(笑)

メモ用としてのほかに、ミーティングや考え事をしつつノートを埋める
という作業の時にも使っています。
特にミーティングや長時間の会議などでは
ちょっと書いては人の話を聞き、また書くという動作を
何度も何度も繰り返すので
いちいちキャップを閉めるのがめんどうなんですよね。
たまにキャップを落として向こう側の机の下まで転がしてしまうという
恐ろしい運動会を、今まで何度開催しては冷や汗を流したことか(涙)

キャップがないということは、そういった運動会を
開催する必要がないというわけなので、
より集中して話を聞くことが出来ます。

万年筆はしばらくキャップをしないで放置しておくと
書けなくなってしまうので、
使わない時にはきちんとキャップをしておくのが
当然のこと、らしいのですが…
さきほどのように、ミーティングの場などでは
いちいちご丁寧にキャップなんてしていられません。

そんな時でもお尻をノックするだけで
シャ!っとペン先を引っ込めることができるので
大変便利です。

嬉しくてついついノックばかりしてしまうと
全く集中できなくなるので要注意です(笑)

マットブラックを使用してみた感想のまとめ。

1.キャップがなくノック式なので、ボールペン感覚で筆記できて便利。
2.メモを取る時やミーティング時など、さっと出して書いて
 収納するシーンで便利。
3.つや消しブラック軸は、高級感のあるシックな雰囲気。
4.重さ約31gはLAMY Safariがベストの重さであるわたしには
 長時間使用がキツイ。
  (㊟ Safariは重さ約15グラム。)
5.ドライアップしやすいペン先構造なので、1秒でも使わない時は
 即座にペン先を収納しておくこと。
  (シャッター内部ではほとんどドライアップしない)
6.コンバーターならCON-20、又はカートリッジ使用がおすすめ。
7.カートリッジ使用時はカートリッジを装填した後、シルバーの
 キャップのようなものを一緒に装填して使うこと。
8.クリップ部分に指をそえて書く万年筆なので、慣れるまでの
 時間は個人差あり。
  (筆を持ち慣れていると使いやすいかも)
9.18金のペン先は病み付きになる。
10.インクは純正の方がフローが良い。

おすすめの使用法。

1.メモ用(電話メモなど)
2.授業用ノートなど、筆記速度が速い又は書き続ける時。
 (ただし、極細除く)
3.ミーティング時。
 変に目立たず、仕事ができそうに見えるかもしれないという
 期待感が伴う。
4.手帳用にスケジュールをささっと書き込む時。
 (ただし、中字と太字除く)
5.使いたいとき。
 その時が一番心躍るときなのかも。

最後に。

実はこのマットブラック、購入直後は自重の重さゆえに
しばらくお蔵入りをしていたのです。

けれど久々に出してきて、用途を明確にして使うと
とても便利だということが判明したので
それ以来使い続けています。

デシモも欲しいなぁ。
極細あたりもいいなぁ。
などと夢見てもいますが。

オールブラックの万年筆って、ほかにもありそうですが
これまでお目にかかることがなかったので
わたしは一目惚れをしてしまったのでした。
それにつらつらと書くのが好きなので
太字にして良かった、とも思っています。

ノック式だなんて、斬新すぎるアイデアですが
使うシーンを広げるキッカケを作った万年筆なのではないでしょうか。

ただし、オールブラックでノック式ボールペンのように見えるからと
むやみに貸し出さない方が良いですよ。
ボールペンではなく、万年筆なのですからね(笑)

最後になりましたが、PILOTさんのリンクです。
目移りしすぎるので、わたしは敢えて避けています…
でも気になってしまうのです~(笑)

わたしはAmazonで購入しました。

Amazon購入でもペン先の外れがほとんどない国産はさすがです。

純正インクはオススメですよ。

では、さいなら。