ぶんぐと、ぱーふる。

ゆるっと、ふわっと、すきなことを紡いでいきます。文房具、万年筆、ノート、手帳などについて。

ノートでの最初の作業は6Bの鉛筆が主役です。

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万年筆ユーザーですが
様々な筆記具を所有し、かつ使用しています。

シャープペンシル
ボールペン
サインペン
蛍光マーカー
油性ペン
ゲルインクペン
など、順不同です。

なかでも多くの筆記具とは一線を画していると
常日頃から一目置いているのが
えんぴつです。

えんぴつははっきり言って
エコじゃありません。

軸の木を削って使うわけですし
材料となる木をいちいち切り出さねばならないのですから。

芯を削れば黒い削りカスがゴミ箱を占領しますし。

 

けれど
えんぴつじゃなきゃダメなんです。

そんな時がわたしには存在します。
それは落書きをするとき
はたまたまっさらなノートに番号をふるとき
このときばかりは
他の筆記具では用をなさないのです。

落書きをするときは
お気楽に書くことが前提になっているので
リラックスすることが重要です。

堅いえんぴつの軸を握りしめたとき
型さとは逆に心がふんわりと開放されます。

えんぴつだけが持つ
不思議な魅力です。

二番目のノートに番号をふることは
そうそう起こるイベントではないのですが
新しいノートを使う前には必ず
目次を除いたすべてのページに
番号をふることにしているのです。

ノートを快適に使うことはもちろん
検索性を高める目的からも導入しています。

番号を右端や左端にふっていく作業は
おそろしく単純で単調です。

ページ数が多いノートになると
それはもう大変な作業なのです。

ですが、
えんぴつでこの作業を行うようになってから
不思議と楽しんですることができています。

なぜでしょう。

えんぴつで番号をふる前は
速乾性を謳い文句にしたインクを吸入した
万年筆を使っていました。

ですが、どんなに速乾性であっても
インクはすぐに乾きませんでした。
乾かないのでノートの裏に
インクがきっちり付いてしまうのでした。

それを見る度に
あぁ…とため息がこぼれました。
きっとそれが小さなストレスとなっていたのでしょう。

便利に使うためだと思っていた
ページ番号をふる作業が小さなストレスになっていたなんて。

インクが乾くのを待つまでもなく
素早く書きたい、そう思って手に取ってみたのが
えんぴつでした。

あら不思議。
さっさと作業が捗ります。
小さなストレスもまったく感じません。

使うのは6Bのえんぴつです。
こんなに濃い芯のえんぴつを使っていると
周囲に驚かれます。
こんなえんぴつ見たことないよ、とまで言われます。

でもどこの文房具屋さんにもおいてある
ふつうのえんぴつです。

濃い芯のえんぴつを使うようになったのは
聞き手の手首を痛めたときでした。

書き物を続けていて、いわゆる使いすぎていた
そんな状態だったのです。
でも書かなくてはならない、だから使う、そして
また痛める。
きっと手首からはクレームの嵐が吹き荒れていたことでしょう。

手首に負担をかけない筆記具がいい、と思い
ふと考え付いたのが
濃い芯のえんぴつでした。

テレビでスタジオジブリの宮崎さんが
年々使う鉛筆の芯が濃くなってきた
そうおっしゃっていたのを思いだしたのです。
長年手書きでアニメを描いてこられて
手首が相当痛んでいたとのことでした。

軽い力で書くことができるえんぴつは
わたしには欠くことのできない
筆記具のひとつです。

同時期に万年筆とも出会いましたが
まっさらなノートに番号をふる作業だけは
えんぴつに任せています。

今日も小刀でシュッシュと
えんぴつを削ります。

では、さいなら。

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